実行委員長 橋本 晃貴
金沢大学医学展に関心を持っていただき、誠にありがとうございます。
本年は元旦に能登半島で大きな地震があり、甚大な被害がございました。犠牲となられた方々に哀悼の意を捧げ、避難生活にあっても故郷の復旧復興に邁進される方々に深い敬意を謹んで表します。金沢大学医学展は昨年、コロナ禍の中止期間を経て4年ぶりに開催されました。コロナ禍が始まる年に金沢大学に入学した私たちにとっては人類が、医学が、コロナに打ち勝った希望の象徴のようにも感じられる催しでありました。石川県でも自粛ムードが明け、国内外から観光客が多くお見えになり活気が出てきておりました。そんな最中に大きな地震が起き、日頃お世話になっている地域が大変な状況になってしまい無念でした。今こそお世話になっている地域にできることをし、恩返しをする時と考え、今年は能登への応援の一環としまして「医学展in能登」を輪島・珠洲・七尾の三箇所で通常の医学展に加えて開催いたします。医学展in能登の開催にあたっては開催地の多くの方や協力団体の方にご協力いただいております。この場を借りて改めてお礼申し上げます。本年の医学展は「人々の願い、想い、夢、希望、絆を紡ぎ出し、未来を創る」という願いを込めて「紡ぐ」をメインテーマとしました。
医学展の場を皆様とともに創り、希望ある未来を紡ぐべく、一同準備に励んでまいります。みなさまのご来場、心よりお待ちしております。
副実行委員長 西村 綾華
まずは能登半島地震において被災された方に心からお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表します。
私は生まれも育ちも金沢で、幼いころに何度も医学展に訪れたことがあります。貴重な経験ができるブースの数々と、医学の知識を楽しく面白く教えてくださるお兄さんお姉さんのかっこいい姿に憧れながら、医学の道を選びました。今度は私自身が医学展を作る側として、市民の皆様の笑顔があふれる医学展を創ることができるよう、精一杯取り組んで参ります。
どうぞ当日まで楽しみにお待ちください。皆様に会えるのを楽しみにしております!
副実行委員長 橋本 乙輝
副実行委員長の橋本乙輝です。
1月1日に発生した能登半島地震により犠牲となられた方々およびに被災された皆様、ご家族さまの皆様にお見舞い申し上げます。被災地域の安全と復興をお祈り申し上げるとともに、医学展in能登を通して復興の応援をさせていただきと思っております。
医療の大切さ、身近さをより感じていただくためにも、大人から子供までみんなが楽しめる医学展となるよう実行委員一同努力して参ります。
ご家族、お友達との参加を心よりお待ちしております!
金沢大学附属病院長 吉崎 智一
医学展の開催誠におめでとうございます。
私の医学生時代における医学展の思い出は、私が所属する野球部の出し物として胆石に関する展示コーナーを設営し、一般の皆さんに説明したことです。その時は当時野球部の部長でいらっしゃった旧第二外科宮崎教授ならびに教室の先生方のご指導、ご協力により、汗を拭き拭き、何とかご来場の方々への説明と質問に対応できるレベルになりました。そして、市民の皆さんの医学、医療への関心の高いことを肌で感じ取ることができました。
それから約40年、医学展のコンセプト、モダリティ、すなわち、学生の皆さんの企画力、行動力、はどんどんスケールもレベルもアップしてきました。今年のメインテーマ「紡ぐ」は能登での復旧復興活動の中からそれこそ紡ぎ出されたコンセプトかと思います。今年の医学展アイコンをよく見るとメインテーマがさりげなく顔を覗かせていました。私も今からもう本番を楽しみにしています。
昨年ご来場された方はもとより、惜しくも昨年このチャンスを逃された皆様はさらに、今年の医学展にご来場いただき学生たちの活動を肌で感じ取っていただけますように、どうかよろしくお願い申し上げます。
医薬保健学域長 堀 修
本年は、元旦に令和6年能登半島地震が発生し、多くの方が被災され、現在でも県内外で避難生活を送られている状況と認識しております。先ずはこのような状況の中、医学展が開催できる運びとなったことに感謝申し上げます。
さて、医学展は金沢大学医薬保健学域の学生たちが自ら企画、運営、実行する、手作りの大学祭です。日頃、授業や実習で学んできた内容を学生の視点で見つめなおし、わかりやすく発表したり、課外活動の成果をチームで紹介したり、医薬保健の垣根を越えて一つのテーマを調べたりしております。私は、以前、学生支援委員長を担当した際に、この医学展に多くの学生が積極的に取り組み、そして成し遂げた後に皆で喜ぶ姿を目のあたりにして、大変感銘を受けました。是非、今年もより多くの学生さんが参加し、医学展終了後に達成感を共有していただければと思います。
医学展は、その内容が「人体のしくみ・働き」から「病気」、「健康」にいたるまで、誰もが気になるテーマを扱っていることもあり、これまで地域の方々から県外の関係者に至るまで、多くの方にご参加いただいてきました。今年は特に、「医学展in能登」の開催も計画していると聞いております。医学展の開催が地域と大学をつなぐ機会になるとともに、少しでも能登半島地震で被災された方と大学とつなぐ機会になればと願っております。これまで好評だった健康診断ブースなどに加え、最新の技術を用いた先進的な医療を「体験」するブースも企画されるとのことですので、どうか、多くの方々にご来場いただき、学生たちの頑張る姿に触れ、楽しんでいただければと思います。よろしくお願いいたします。
医学類長 山本 靖彦
皆様には、平素より医学類への多大なるご支援をいただいておりますこと、心より御礼を申し上げます。また、この度の令和6年元日の能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表し、被災者ならびに関係の皆様にお見舞いを申し上げます。医学類と致しましても、震災後の復旧・復興活動に引き続き貢献して参ります。このような状況下になりますが、金沢大学医薬保健学域を中心とします医療系学類所属の学生さん達が力を合わせ、今年も医学展を開催してくれることになりました。金沢市内にあります宝町・鶴間キャンパスでの本祭に加え、特別企画として、能登地域におきましても医学展in能登を開催してくれます。今回のメインテーマは「紡ぐ」ということで、学生さん達の「想い・念い」の詰まった医学展になるかと思います。これまで医学類教育におきましては、今回の地震の被害に遭われた能登地区の病院でも、医学生の診療参加型臨床実習の教育の場として、学びの場として多くの学生さんを受け入れていただいておりました。地域の皆様方のご理解とご協力なくしては次世代の医療人材の養成は叶いません。今後もご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
医学展におきまして、ひと・いのち・こころ・世代・空間・伝統を「紡ぐ」を体感していただけましたら幸いです。それに加えまして、これまでの医学類の地域医療への役割と貢献、先進医療や世界に誇る医学研究にも触れる機会となりましたら幸いです。多くの方々のご来場をお待ちしております。
薬学類長 加藤 将夫
このたび、金沢大学医学展2024「紡ぐ」を開催する運びとなりました。関係者の皆様への感謝の気持ちを込めて、ご挨拶を申し上げます。
本年1月1日の能登半島地震では、多くの尊い命が失われました。お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表します。命の大切さや尊さを何よりも重視する医学を学ぶ私たち医薬保健学域の学生・教員にとっても、心が痛む大災害でした。また、本学の学生や関係者を含む多くの方々が被災され、現在もたいへんな思いをされていることに、心からお見舞い申し上げます。そうした中で、意味ある開催を目指して準備してきた今年の医学展が成功することを心から祈念しております。
今回の地震において、緊急時の医療関係者の役割とその重要性が改めて明らかになりました。薬学においても、災害時に薬剤師が果たすべき役割を日頃から学習しておくことが大切です。交通網が寸断された状況下で、モバイル・ファーマシー(災害対策医薬品供給車両)が威力を発揮したことはその一例です。また、地震直後の厳しい状況下で、能登地区の薬剤師の先生方のご配慮のもと、本学の学生が現場を学ぶことができたことは貴重な財産となりました。
今年の医学展では、本祭に加えて能登地区でも「医学展in能登」が開催されると伺っています。実務実習をはじめ、日頃からさまざまな形でお世話になっている地域の皆様とともに、改めて医学の重要性を考える機会とし、医学展の場を最大限に活用して、人と人とのつながりや未来への希望を紡ぎ出す場となることを期待しています。
末尾になりますが、医学展の企画・運営に多大なるご支援とご協力をいただきました関係者の皆様、特に能登での開催を受け入れてくださった皆様、開催に至るまで努力を重ねてこられた実行委員をはじめ関係する学生、教員の皆様に深く感謝申し上げます。
保健学類長 毎田 佳子
はじめに,令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに,被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
元日の震災発生直後から,金沢大学では支援,および復旧・復興に,教職員だけではなく学生も含めた大学全体で取り組んでいます。私も保健学類で,居ても立っても居られずに自分たちにできることを探して動き出す学生の姿を目にしてきました。被災地に足を運んで片付けを手伝い,被災された方々の言葉を直に聴き,自ら心で感じる中から,今回の医学展のメインテーマ「紡ぐ」が生まれたと聞いています。学生たちの思いが伝わる医学展になることを願っています。
金沢大学の保健学類では,看護師・保健師,診療放射線技師,臨床検査技師,理学療法士,作業療法士を目指す学生が学んでいます。また,大学院保健学専攻の博士前期課程では,助産師を目指す大学院生が学んでいます。このように,保健学の学生たちは,石川県を中心に近県を含む多くの保健医療福祉施設にて,実習をさせていただいております。学びの機会をいただいている,地域の皆さまに,心より感謝申し上げます。
医学展では,日頃お世話になっている地域の皆さまに,医療系学生の学びの一端をお伝えできるものと思います。是非,多くの皆さまにご来場いただけますと幸いです。
医薬科学類長 田嶋 敦
本年も金沢大学医薬保健学域学生主催の医学展が開催されることを大変嬉しく思います。「医学展2024」に関心を寄せていただき、心より感謝申し上げます。
今年のテーマは「紡ぐ(つむぐ)」です。このテーマには、大学で学び、研究を重ねてきた知識や技術を皆さまの日常と結びつけ、未来へと繋げていきたいという学生たちの強い想いが込められています。医学展を通じて、大学の教育・研究や医学の世界が皆さまの日常にどのように寄り添い、支えているのかを実感し、今後の健康や医療について考えるきっかけとなれば幸いです。
この医学展が、皆さまと私たちの新たな絆を紡ぎ出す一歩となることを願っております。どうぞごゆっくりお楽しみください。